2017-11-06(Mon)
きっと彼女は神様なんかじゃない 感想
仕事と資格の勉強で読書する時間もめっきり減ってしまいました…
行き帰りの電車で潰されながら読むのもあまりリラックスできないし、、、外出しない休日で読書日でも作ろうかしら。
そんな中、久しぶりにライトな本を手にし、ささっと読めていいなぁと感じたのが

入間人間『きっと彼女は神様なんかじゃない』(メディアワークス文庫)
『電波女と青春男』『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』など、ラノベ好きにはお馴染み入間先生の最新作。
ちょっと不思議な世界観と、どこかズレた(時に狂った)キャラに定評があります。
ラノベ離れしすぎたせいか、思わず会話のテンポにニヤリとしてしまいました。ああ、電撃文庫でなくとも入間節だなぁ、と。。。
イラストはフライ先生。空前絶後のブーム前に連載が終了してしまった、コミック版『けものフレンズ』の方です。。。
どこかの世界。「わたし」が属する人間の部族は、異形の者たちが暮らす東の部族と争っている。
仲間たちと共に領土を守るわたしだが、部族の教えには反した。
『人は水の中でも、空の向こうでも息苦しくて生きられない。大地を愛せ』
海を愛し続けたわたしは、長から生贄に指名されてしまう。
身を捧げに向かったのは、海の底にあるという、神の岩。そこで出会ったのは、長い眠りから覚めたばかりの―――「自称」神様だった…
ワイルド少女と賢い少女(自称神)のガール・ミーツ・ガール。
部族間の争い、神様の謎、などなど、様々な伏線を貼りつつ世界の真実が徐々に明らかになっていきます。SF寄りな作風。
世界観はハードながら、淡々とした会話と、色鮮やかな風景描写に引き込まれている内、あっという間にオチが来るので気楽に読めますよー。
特に、メイ(自称神)の言葉を理解できていない「わたし」の無知っぷりが面白い。現代文明が発達していない世界で、よく分からない単語に「?」が連発。だけど、妙に馬が合う2人。微笑ましい。
微笑ましい、どころか百合である(突然の本性)
そう、これは紛れもなく「百合小説」なのである(力説)
何もかもが正反対、知識も噛み合わない2人が自然と惹かれていく…嗚呼素晴らしき哉、SF百合。
中盤以降は百合成分が溢れだしすぎて、思わず前かがみ(?)
争いの多い世界で、2人だけの空間が美しく描かれます。百合と意識しなくとも、心が洗われること間違いなし。
ちなみに、私がこの本を手に取ったきっかけは『コミック百合姫』11月号の百合作品紹介コーナーに載っていたことである←
編集まりおん、ナイス。
では。
行き帰りの電車で潰されながら読むのもあまりリラックスできないし、、、外出しない休日で読書日でも作ろうかしら。
そんな中、久しぶりにライトな本を手にし、ささっと読めていいなぁと感じたのが

入間人間『きっと彼女は神様なんかじゃない』(メディアワークス文庫)
『電波女と青春男』『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』など、ラノベ好きにはお馴染み入間先生の最新作。
ちょっと不思議な世界観と、どこかズレた(時に狂った)キャラに定評があります。
ラノベ離れしすぎたせいか、思わず会話のテンポにニヤリとしてしまいました。ああ、電撃文庫でなくとも入間節だなぁ、と。。。
イラストはフライ先生。空前絶後のブーム前に連載が終了してしまった、コミック版『けものフレンズ』の方です。。。
どこかの世界。「わたし」が属する人間の部族は、異形の者たちが暮らす東の部族と争っている。
仲間たちと共に領土を守るわたしだが、部族の教えには反した。
『人は水の中でも、空の向こうでも息苦しくて生きられない。大地を愛せ』
海を愛し続けたわたしは、長から生贄に指名されてしまう。
身を捧げに向かったのは、海の底にあるという、神の岩。そこで出会ったのは、長い眠りから覚めたばかりの―――「自称」神様だった…
ワイルド少女と賢い少女(自称神)のガール・ミーツ・ガール。
部族間の争い、神様の謎、などなど、様々な伏線を貼りつつ世界の真実が徐々に明らかになっていきます。SF寄りな作風。
世界観はハードながら、淡々とした会話と、色鮮やかな風景描写に引き込まれている内、あっという間にオチが来るので気楽に読めますよー。
特に、メイ(自称神)の言葉を理解できていない「わたし」の無知っぷりが面白い。現代文明が発達していない世界で、よく分からない単語に「?」が連発。だけど、妙に馬が合う2人。微笑ましい。
微笑ましい、どころか百合である(突然の本性)
そう、これは紛れもなく「百合小説」なのである(力説)
何もかもが正反対、知識も噛み合わない2人が自然と惹かれていく…嗚呼素晴らしき哉、SF百合。
中盤以降は百合成分が溢れだしすぎて、思わず前かがみ(?)
争いの多い世界で、2人だけの空間が美しく描かれます。百合と意識しなくとも、心が洗われること間違いなし。
ちなみに、私がこの本を手に取ったきっかけは『コミック百合姫』11月号の百合作品紹介コーナーに載っていたことである←
編集まりおん、ナイス。
では。
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