横須賀市衣笠町ウォーキング ②衣笠城址と三浦一族ゆかりの史跡
衣笠ウォーキング後編は、ちょっとディープなスポットばかり。
まずは衣笠山公園を下り、道路を挟んで向こう側にある衣笠城址に向かいます。
「城」と言うと姫路城や彦根城などといった、優美な天守閣、緻密に積まれた石垣をイメージする方が多いと思います。
この衣笠城は、天守という概念が一般化するより遥か昔、1062年に三浦氏の祖・三浦為通が生んだ山城です。
山の地形がそのまま石垣や濠の役割を果たしているので、見た目は本当にただの山という感じ。
三浦氏は本ウォーキングの主題となる一族。
前九年の役(源頼義・「八幡太郎」源義家が平定した陸奥での反乱)で活躍した三浦為通が、頼義から相模国三浦の領地を与えられたことから力を持ち始めます。
源氏に仕え、鎌倉幕府では要職に就き全盛期を迎えるものの、源氏に代わって幕府を動かし始めた北条氏に目を付けられ、1247年、三浦泰村の代に宝治合戦で滅亡。
なお、滅亡させられるのも納得するくらい乱暴だった模様(あくまで記録上だが)
この衣笠町には至る所に三浦一族ゆかりの史跡があります。
それを巡るのが、本ウォーキング真の目的である。

…もう充分山道は上り下りしたのに、いきなりこの階段が立ちはだかりゲンナリ。
しかも階段を登った先は…