2013-12-26(Thu)
桜木紫乃「ホテルローヤル」+今年印象に残った小説
まーた靖国神社参拝で騒いでますが…
そんなことより冬コミ出撃準備。2日目か3日目どっちに行くかで悩んでます。
大晦日は引きこもってたい…けど、回りたいとこがだいたい3日目…うーん
今年ラストの本は~

そんなことより冬コミ出撃準備。2日目か3日目どっちに行くかで悩んでます。
大晦日は引きこもってたい…けど、回りたいとこがだいたい3日目…うーん
今年ラストの本は~

桜木紫乃「ホテルローヤル」(集英社)
そう、今年の第149回直木賞受賞作!ですよ。
図書館で頼んでから半年以上待ってようやく…。著名な賞を取った後は凄まじいリクエストかかりますね
あらすじ
お互いに関わりはないけど、「ホテルローヤル」に訪れる人々を描く、群像劇…なのかな。
大きな特徴は時系列が逆流してること。無数に伏線が張られていて、何度も読めば深く理解できるでしょう。
ズバリ「日常の中の女性心理」を楽しむ小説ですが…正直僕の年齢では本当の意味で楽しめなかったです。
物語の構成は面白くて、ページをめくる手が止まらないほど魅入ってるんですけど…生々しすぎるというか、まだまだ子供の僕には言葉が響かないというか。
なんというか…結婚するってなんなんだろう、と考えてしまいますね。
じわじわと印象に残る本ですが、今年読んだ中で特に強烈だったのが
村上春樹「色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年」(文藝春秋)
朝井リョウ「何者」(新潮社)
です。
「多崎つくる」は村上作品の中でもソフトで読みやすい、しかし考察せずにはいられない。続編希望。
「何者」は現代の若者を最も鮮やかに皮肉った怪作。大学生以上の方々は読むべきですね…
「桐島部活~」が個人的にがっかりだった分、「何者」の衝撃度はデカかったです…
来年もいい本に巡り合えますように。。。
では。
そう、今年の第149回直木賞受賞作!ですよ。
図書館で頼んでから半年以上待ってようやく…。著名な賞を取った後は凄まじいリクエストかかりますね
あらすじ
全七篇。
・シャッターチャンス
故障でアイスホッケーを断念し、カメラを選んだ 木内貴史。恋人・加賀谷美幸 のヌード撮影に訪れた場所は、すでに廃墟になっていた「ホテルローヤル」であった…
・本日開店
父を亡くし、水産会社を継いだ 佐野敏夫。
或る事情から、世話になっている「歓楽寺」二代目住職の妻・設楽幹子と関係を持つ。
そして「ホテルローヤル」の創始者が亡くなった話を聞く…
・えっち屋
或る事件を機に、「ホテルローヤル」の経営は苦しくなっていた。
創始者は倒れ、代わりに経営していた娘の 田中雅代はついにホテルを閉めることに決めた。
大人のおもちゃを扱う通称「えっち屋」の 宮川は、備品の回収をするためホテルを訪れるが…
・バブルバス
子供たちの進路、舅との関係、夫の仕事。日々ストレスに悩まされている主婦・恵は使うあてのなくなったお金で夫を「ホテルローヤル」に誘う…
・せんせぇ
単身赴任中の教師・野島広之。
妻の里沙との関係は複雑で、実家に帰ることをなかなか伝えられずにいた。
そこへ1人の女生徒がくっついてきて…
・星を見ていた
「ホテルローヤル」掃除婦・山田ミコ。
夫はまともに働こうとせず、3人の息子娘もどこでふらふらしてるのか分からずじまい。
しかしある日、次男から一通の手紙が来る…
・ギフト
田中大吉42歳、妻子持ち、高台で夢を語る。それは「ここにラブホテルなんか建てちゃう」こと。
妻からは反対され妻の実家からも起られるが、大吉には新たなパートナー・るり子がいた…
・シャッターチャンス
故障でアイスホッケーを断念し、カメラを選んだ 木内貴史。恋人・加賀谷美幸 のヌード撮影に訪れた場所は、すでに廃墟になっていた「ホテルローヤル」であった…
・本日開店
父を亡くし、水産会社を継いだ 佐野敏夫。
或る事情から、世話になっている「歓楽寺」二代目住職の妻・設楽幹子と関係を持つ。
そして「ホテルローヤル」の創始者が亡くなった話を聞く…
・えっち屋
或る事件を機に、「ホテルローヤル」の経営は苦しくなっていた。
創始者は倒れ、代わりに経営していた娘の 田中雅代はついにホテルを閉めることに決めた。
大人のおもちゃを扱う通称「えっち屋」の 宮川は、備品の回収をするためホテルを訪れるが…
・バブルバス
子供たちの進路、舅との関係、夫の仕事。日々ストレスに悩まされている主婦・恵は使うあてのなくなったお金で夫を「ホテルローヤル」に誘う…
・せんせぇ
単身赴任中の教師・野島広之。
妻の里沙との関係は複雑で、実家に帰ることをなかなか伝えられずにいた。
そこへ1人の女生徒がくっついてきて…
・星を見ていた
「ホテルローヤル」掃除婦・山田ミコ。
夫はまともに働こうとせず、3人の息子娘もどこでふらふらしてるのか分からずじまい。
しかしある日、次男から一通の手紙が来る…
・ギフト
田中大吉42歳、妻子持ち、高台で夢を語る。それは「ここにラブホテルなんか建てちゃう」こと。
妻からは反対され妻の実家からも起られるが、大吉には新たなパートナー・るり子がいた…
お互いに関わりはないけど、「ホテルローヤル」に訪れる人々を描く、群像劇…なのかな。
大きな特徴は時系列が逆流してること。無数に伏線が張られていて、何度も読めば深く理解できるでしょう。
ズバリ「日常の中の女性心理」を楽しむ小説ですが…正直僕の年齢では本当の意味で楽しめなかったです。
物語の構成は面白くて、ページをめくる手が止まらないほど魅入ってるんですけど…生々しすぎるというか、まだまだ子供の僕には言葉が響かないというか。
なんというか…結婚するってなんなんだろう、と考えてしまいますね。
じわじわと印象に残る本ですが、今年読んだ中で特に強烈だったのが
村上春樹「色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年」(文藝春秋)
朝井リョウ「何者」(新潮社)
です。
「多崎つくる」は村上作品の中でもソフトで読みやすい、しかし考察せずにはいられない。続編希望。
「何者」は現代の若者を最も鮮やかに皮肉った怪作。大学生以上の方々は読むべきですね…
「桐島部活~」が個人的にがっかりだった分、「何者」の衝撃度はデカかったです…
来年もいい本に巡り合えますように。。。
では。
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