2015-03-16(Mon)
暇人之歴史探訪 三.小田原 (中)
小田原編続き行きます。細かな歴史ブツを巡りますよー
ちまちま更新していきます…

こっちの小田原城ちゃんの方がでかい
昼飯後の1番手は、城の方へ戻りまして

ちまちま更新していきます…

昼飯後の1番手は、城の方へ戻りまして

報徳二宮神社へ。小田原城址内、小峯曲輪にあります。

曲輪なので、堀に囲まれた跡が残ってます。今回の旅の中ではここが一番綺麗な堀だと思いましたー。自然の中に埋もれながら、名残をしっかりと伝えてくれます

二宮神社ということで、境内にはもちろん…

世にも有名な二宮金治郎像が堂々と。
では由緒を。。。
二宮金治郎(金次郎ではないはずだが、ぶっちゃけどっちでもいいっぽい)、本名は二宮尊徳。一般的には、「少年時代に薪を背負いながら本を読む」図が知られています。この姿については、尊徳の死後出版された書に記されており、昔からイメージとして根付いていたようです(ホントにやってたかどうかの信憑性は聞いちゃダメ)
政府も教育理念を示す材料として推進、修身(今の道徳)授業で扱ってました。
像もその一環として全国に広まっています。
…これ程有名な人物なのにもかかわらず、何をした人物か?あまり知られていない…
彼は農政活動家です。
小田原に生まれ、若いうちからその活動は評価されています。小田原の他にも幕府直轄地で多く働き活躍しました。
持ちうるは「報徳思想」。簡単にいうと、「世の中色々なものがありすぎるけど、それぞれを理解して、連携させながら経済活性化させようぜ」的な…
これを元に、「報徳社」という団体が結成されました(現在公益法人)
その社員の力で、1894年にこの神社が建てられたようです。去年120周年ということで、記念に新しい鳥居が設置される模様。先ほど入ったところにどどんと建つみたいですよー。
ちなみに、上の像は供出にあわなかった唯一の銅像らしいです。昭和3年から生き残っております。。。

大人verも
この神社から外へ出た向かいには、報徳博物館もありますので、より掘り下げたい方はごーです。今回は時間ないのでカット…

銅像だけ撮っといた
さて城からどんどん離れていきます。西へ坂を上ると


清閑亭へ。
小田原には無数の別邸・別荘がありましたが、これもその一つ。黒田長成という貴族院議員のものでした。
城の三の丸跡の上に位置するということで、

庭園からは遠くまで一望できます。
亭内は一部しか入れませんが、食堂では甘味をいただけます。景色を見ながらゆったり。
ここから旧小田原城内高校を右手に見ながら南西へ…

山角天神社(やまかくてん)が。スルーすること必死な位置にあるが、意外にもたっぷり詰まった場所。
祀られているのは菅原道真。ご存知学問の神様。どこにでもいるなこいつ
北条氏康が奉納したと謂われる道真の絵(市指定文化財)が残っているそうです。見たい…
芭蕉の碑(またか)とか、狂歌碑とかも残ってます。どちらも調べると結構面白かったりするけど省略。

とおりゃんせの碑だけ撮りました。なんと、ここが舞台の歌(異説有)
この歌正直苦手です…なんか怖い。碑見た瞬間、長居したくないなーと思いましたww人気なくて不気味だったし…

あと瓜生外吉の像も。海軍大将!にまで上り詰めている軍人。日露戦争にも参加
三井物産創始者・益田孝は義兄で、二人ともこの近くに別邸を建てていたそうです
さあどんどん行こう。東へ行くと、対潮閣跡があるのだが、完全に私有地となっており入ることはできません。代わりに、釣鐘(つりがね)石があります。入れない上によく分からん石?なんじゃこりゃ?って感じですが、深い歴史があるので説明を…
まず対潮閣は先の清閑亭と同じく別邸で、所有者は山下亀三郎。山下汽船の創業者。其の海運会社、現在の名が商船三井である。三大海運が一つ…
戦争の時代になると運送業者が儲かる訳で…当時、船成金とまで呼ばれた成金野郎るほどの人物が登場しました。山下はその中でも三大船成金の一人と言われた人物。そりゃ別邸なんていくらでも建てられますわ(^q^)(^q^)
ここによく訪れていたのがなんと秋山真之。『坂の上の雲』でよく知っている人も多いでしょう。というか、大河ドラマのせいでここが注目された。
ここ、秋山真之終焉の地なのです。盲腸で亡くなっております。

終焉之碑。
で、誰も使わなくなった後、民間に売って解体するところ、釣鐘石だけは残した、ということです。
さらに『坂の上の雲』ドラマ放送後に案内板を建てたんだよ…という話までを近所の方から聞きましたー。また現地ガイドww
確かにこれは立札なかったら絶対スルーしちゃう…小田原ナイスb
お次はまた南西方面へ。冒頭の消防署へ向かい、東海道新幹線の線路沿いをずーっと行くと

早川口遺構が
城郭マニア歓喜の地。小田原城の出入り口として利用されていたこともありました。
こんな街のちょっとしたところに遺構があって、しかも広大で綺麗!とリサーチした時は楽しみにしていたのですが

草ボーボーでワロタ
…いや、これはこれでアリなんですけど、ちょっとショックだったww奥の方は入れないほど雑草が伸びきってたので…
検索すると草刈られたあとの写真出てきますので…そちらもどうぞ…
…続く

曲輪なので、堀に囲まれた跡が残ってます。今回の旅の中ではここが一番綺麗な堀だと思いましたー。自然の中に埋もれながら、名残をしっかりと伝えてくれます

二宮神社ということで、境内にはもちろん…

世にも有名な二宮金治郎像が堂々と。
では由緒を。。。
二宮金治郎(金次郎ではないはずだが、ぶっちゃけどっちでもいいっぽい)、本名は二宮尊徳。一般的には、「少年時代に薪を背負いながら本を読む」図が知られています。この姿については、尊徳の死後出版された書に記されており、昔からイメージとして根付いていたようです
政府も教育理念を示す材料として推進、修身(今の道徳)授業で扱ってました。
像もその一環として全国に広まっています。
…これ程有名な人物なのにもかかわらず、何をした人物か?あまり知られていない…
彼は農政活動家です。
小田原に生まれ、若いうちからその活動は評価されています。小田原の他にも幕府直轄地で多く働き活躍しました。
持ちうるは「報徳思想」。簡単にいうと、「世の中色々なものがありすぎるけど、それぞれを理解して、連携させながら経済活性化させようぜ」的な…
これを元に、「報徳社」という団体が結成されました(現在公益法人)
その社員の力で、1894年にこの神社が建てられたようです。去年120周年ということで、記念に新しい鳥居が設置される模様。先ほど入ったところにどどんと建つみたいですよー。
ちなみに、上の像は供出にあわなかった唯一の銅像らしいです。昭和3年から生き残っております。。。

大人verも
この神社から外へ出た向かいには、報徳博物館もありますので、より掘り下げたい方はごーです。今回は時間ないのでカット…

銅像だけ撮っといた
さて城からどんどん離れていきます。西へ坂を上ると


清閑亭へ。
小田原には無数の別邸・別荘がありましたが、これもその一つ。黒田長成という貴族院議員のものでした。
城の三の丸跡の上に位置するということで、

庭園からは遠くまで一望できます。
亭内は一部しか入れませんが、食堂では甘味をいただけます。景色を見ながらゆったり。
ここから旧小田原城内高校を右手に見ながら南西へ…

山角天神社(やまかくてん)が。スルーすること必死な位置にあるが、意外にもたっぷり詰まった場所。
祀られているのは菅原道真。ご存知学問の神様。
北条氏康が奉納したと謂われる道真の絵(市指定文化財)が残っているそうです。見たい…
芭蕉の碑

とおりゃんせの碑だけ撮りました。なんと、ここが舞台の歌(異説有)
この歌正直苦手です…なんか怖い。碑見た瞬間、長居したくないなーと思いましたww人気なくて不気味だったし…

あと瓜生外吉の像も。海軍大将!にまで上り詰めている軍人。日露戦争にも参加
三井物産創始者・益田孝は義兄で、二人ともこの近くに別邸を建てていたそうです
さあどんどん行こう。東へ行くと、対潮閣跡があるのだが、完全に私有地となっており入ることはできません。代わりに、釣鐘(つりがね)石があります。入れない上によく分からん石?なんじゃこりゃ?って感じですが、深い歴史があるので説明を…
まず対潮閣は先の清閑亭と同じく別邸で、所有者は山下亀三郎。山下汽船の創業者。其の海運会社、現在の名が商船三井である。三大海運が一つ…
戦争の時代になると運送業者が儲かる訳で…当時、船成金とまで呼ばれ
ここによく訪れていたのがなんと秋山真之。『坂の上の雲』でよく知っている人も多いでしょう。というか、大河ドラマのせいでここが注目された。
ここ、秋山真之終焉の地なのです。盲腸で亡くなっております。

終焉之碑。
で、誰も使わなくなった後、民間に売って解体するところ、釣鐘石だけは残した、ということです。
さらに『坂の上の雲』ドラマ放送後に案内板を建てたんだよ…という話までを近所の方から聞きましたー。また現地ガイドww
確かにこれは立札なかったら絶対スルーしちゃう…小田原ナイスb
お次はまた南西方面へ。冒頭の消防署へ向かい、東海道新幹線の線路沿いをずーっと行くと

早川口遺構が
城郭マニア歓喜の地。小田原城の出入り口として利用されていたこともありました。
こんな街のちょっとしたところに遺構があって、しかも広大で綺麗!とリサーチした時は楽しみにしていたのですが

草ボーボーでワロタ
…いや、これはこれでアリなんですけど、ちょっとショックだったww奥の方は入れないほど雑草が伸びきってたので…
検索すると草刈られたあとの写真出てきますので…そちらもどうぞ…
…続く
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