2018-03-26(Mon)
浜松旅行 ①浜松城周辺(東部)
まだ金沢ウォーキングについて書ききってませんが…こちらが長くなりそうなので始めちゃいます。
3/23~24に行って来ました、浜松旅行のレポートをしますー
静岡県の都市と言えば浜松。東海地方では名古屋市に次ぐ人口で、駅前の開発も著しく進行中。
産業では楽器やオートバイ。西には浜名湖が広がり、美しい景観を演出。
そして城下町、宿場町として栄えた歴史ある街でもあります。
昨年は大河ドラマ・『おんな城主直虎』の主人公・井伊直虎ゆかりの地として、大河ドラマ館が開催されました(今年1月に閉館)。
しかし、メインは何と言っても徳川家康でしょう。
1570年に岡崎から浜松へ拠点を移し、17年間この地で力を付けました。
若き家康の魂が宿る街なのです。
数多くの史跡を巡るため、学生の頃から旅行の計画は立てていましたが…東京から比較的行きやすい場所だと後回しにしちゃうんですよね;
ドラマを完走した今がタイミングいいかな、と思いようやく出動です。
…真面目に旅行しながらひっそりとアニメの聖地巡礼も。それは別記事でまとめます。。。

青春18きっぷ旅ということで、5時台に出動、浜松駅到着は11時。
18きっぷ旅では最長距離でした…さすがに静岡の端っこは遠いわ…お尻が痛い。。。
途中で『ラブライブサンシャイン』絡みで沼津に寄りたくなったけど、そんな暇はなし…
南口の観光案内所で地図もらったり情報収集したりの後、早速ホテルに向かいました。
今回の拠点はコンフォートホテル浜松。
1泊・朝食付き・ダブルベッド部屋(禁煙)で、大人3500円×2。
さらにクーポンとメルマガ購読値引きで、計6400円でした。安すぎワロタ
ウエルカムドリンク(コーヒー、お茶、ジュース)あり、他無料サービスいろいろ(ブランケットとか綿棒とかHDDとか)…ビビるくらい充実してます。
なんと、レンタサイクルもありました。レンタサイクル屋で借りる予定でしたが、ここで済んじゃいました。
これも無料ですからね…宿泊しても別料金のところが多いのに…素晴らしすぎる。
…こんなに素晴らしいのに、ホテルの外観撮るの忘れました。すまん。

というわけで、レンタサイクルで浜松市内を爆走します。
東口から北へ。シンボルのアクトシティ浜松を眺めながらアルコモール有楽街を目指します。飲み屋やレジャー施設が固まってる中、ぽつんと神社が

黒田稲荷神社です。
享保年間に尼さんが建立。ここまでだとよくある地域の神社ですが…
現代では商売繁盛と芸能に縁がある神社になっています。
ある大物歌手がデビュー前にここで祈願をしたところ、デビュー年にレコードを対象を獲得!した事実によるところです。
その大物歌手とは…

堂々たる『アンコ椿は恋の花』の絵馬。そう、都はるみさんです。
別の話では、ある呉服屋さんがここで祈願した後、都はるみさんにステージ衣装を売り込んだらお互い成功した、というのも。
信憑性高そうな逸話ですねー
近くには静岡銀行浜松営業部(旧遠江銀行本店)が。

地元の建築家・中村與資(なかむら よしへい)が設計、1928年に建てられました。
静岡で最初の鉄筋コンクリート建造物で、浜松市指定文化財に指定されています。現在も使用中。
ここから遠江鉄道の線路沿いに進みます。
第一通り駅・遠江病院駅の間に位置するのは遠江分器稲荷神社。

1568年創建。
「分器」は度量衡の意味で、尺貫法の元締めとなる役人の住居があったことから。

境内には桜が。思ったより開花してました。浜松もけっこう気温高めなのかな
遠江病院駅の脇には徳川秀忠公誕生の井戸があります。

江戸幕府2代将軍・秀忠。家康と共に幕府の諸制度を多く制定し、3代・家光へと繋げました。
家康の側室・西郷局が秀忠を出産した屋敷がこの付近にあり、その時使われたのが「産湯の井戸」です。

本来の井戸は明治期まで残っていたとか。
画像で「家康の散歩道」という立札がありますが、この案内が町中に立っていて、史跡めぐりが非常にやりやすくなってますのよ。全スポット回ると10キロ以上あるから、レンタサイクルがオススメ。。。
次の駅、八幡駅を東に行くと、緑豊かな浜松八幡宮に到着。

938年に現在の場所へ建てられ、1051年に八幡太郎・源義家が八幡の神を勧請したと伝わります。
家康も浜松城の鬼門ということで参拝に来ていたそう。

そして、家康に関する伝説が今に伝えられています。
三方ヶ原の戦いにおける脱糞譚はご存知でしょうか。
武田信玄に挑発されて出兵した家康でしたが、反撃されてボコボコに負けてしまいます。
よもや打ち取られそうになるまで追い込まれた家康は、恐怖のあまり脱糞。「これは味噌だ」と家臣に言った…という伝承です。
ネット上では、家康と言えば脱糞野郎扱いである。『直虎』でもしっかり描かれてました。うんこ好きのお友達は大喜び
…で、敗走した家康はなんとか八幡宮に辿り着き、巨大な楠木に身を隠して難を逃れたのです。
その際、八幡神を拝んで立ち上った雲が、家康を浜松城へ導いた。
これを由来とし、「雲立楠」の名で今も残っています



見事な巨木ですね…自然と拝む姿勢になります。。。

ここも桜が綺麗でしたよー
お次は浜松城方面へ向かいます。
線路をくぐり、元浜町の椿姫観音へ

浜松城の前身は曳馬城といい、椿姫、本名をお田鶴の方(おだづのかた)が女城主を務めていました。直虎と同じですね!
1568年に家康が攻略するも、椿姫は粘りに粘って最期まで城を守りました。
家康はその雄姿を讃えて、戦死者と共に埋葬したのです(異説有)。
なお、家康の正室・築山殿の義理の従妹に当たります。
築山殿はその死を哀れんで椿を100本余り植えたと言います(椿姫の由来)。

フェルト椿姫。凛々しい。
その椿姫が奮戦した曳馬城の跡はさらに浜松城へ近付いたところ、元城町東照宮にあります

東照宮ということで、もちろん家康を祀っています。
曳馬城は浜松城が整備された後、米蔵が置かれた模様。


神社裏手には、家康が敗走時に利用した北門の玄黙口(元目口)について案内が。
元目町という地名も残ってます。

境内には若き家康と秀吉のブロンズ像があります。バッチリポーズ決めちゃいましょう。。。
秀吉は16歳のときに曳馬城を訪れています。
曳馬城を整備した飯尾氏の配下・松下氏に仕えていたとのこと。
像の手には栗がありますが、これも伝承通りらしい。
…とりあえず東部はこんな感じ。
ざっと1時間半ぐらいかな。これでも飛ばしてるスポットはあるので…本気で全部回ろうとすると説明文なんて読んでる暇ないです;
次回はメインディッシュの浜松城へ…
では。
3/23~24に行って来ました、浜松旅行のレポートをしますー
静岡県の都市と言えば浜松。東海地方では名古屋市に次ぐ人口で、駅前の開発も著しく進行中。
産業では楽器やオートバイ。西には浜名湖が広がり、美しい景観を演出。
そして城下町、宿場町として栄えた歴史ある街でもあります。
昨年は大河ドラマ・『おんな城主直虎』の主人公・井伊直虎ゆかりの地として、大河ドラマ館が開催されました(今年1月に閉館)。
しかし、メインは何と言っても徳川家康でしょう。
1570年に岡崎から浜松へ拠点を移し、17年間この地で力を付けました。
若き家康の魂が宿る街なのです。
数多くの史跡を巡るため、学生の頃から旅行の計画は立てていましたが…東京から比較的行きやすい場所だと後回しにしちゃうんですよね;
ドラマを完走した今がタイミングいいかな、と思いようやく出動です。
…真面目に旅行しながらひっそりとアニメの聖地巡礼も。それは別記事でまとめます。。。

青春18きっぷ旅ということで、5時台に出動、浜松駅到着は11時。
18きっぷ旅では最長距離でした…さすがに静岡の端っこは遠いわ…お尻が痛い。。。
途中で『ラブライブサンシャイン』絡みで沼津に寄りたくなったけど、そんな暇はなし…
南口の観光案内所で地図もらったり情報収集したりの後、早速ホテルに向かいました。
今回の拠点はコンフォートホテル浜松。
1泊・朝食付き・ダブルベッド部屋(禁煙)で、大人3500円×2。
さらにクーポンとメルマガ購読値引きで、計6400円でした。安すぎワロタ
ウエルカムドリンク(コーヒー、お茶、ジュース)あり、他無料サービスいろいろ(ブランケットとか綿棒とかHDDとか)…ビビるくらい充実してます。
なんと、レンタサイクルもありました。レンタサイクル屋で借りる予定でしたが、ここで済んじゃいました。
これも無料ですからね…宿泊しても別料金のところが多いのに…素晴らしすぎる。
…こんなに素晴らしいのに、ホテルの外観撮るの忘れました。すまん。

というわけで、レンタサイクルで浜松市内を爆走します。
東口から北へ。シンボルのアクトシティ浜松を眺めながらアルコモール有楽街を目指します。飲み屋やレジャー施設が固まってる中、ぽつんと神社が

黒田稲荷神社です。
享保年間に尼さんが建立。ここまでだとよくある地域の神社ですが…
現代では商売繁盛と芸能に縁がある神社になっています。
ある大物歌手がデビュー前にここで祈願をしたところ、デビュー年にレコードを対象を獲得!した事実によるところです。
その大物歌手とは…

堂々たる『アンコ椿は恋の花』の絵馬。そう、都はるみさんです。
別の話では、ある呉服屋さんがここで祈願した後、都はるみさんにステージ衣装を売り込んだらお互い成功した、というのも。
信憑性高そうな逸話ですねー
近くには静岡銀行浜松営業部(旧遠江銀行本店)が。

地元の建築家・中村與資(なかむら よしへい)が設計、1928年に建てられました。
静岡で最初の鉄筋コンクリート建造物で、浜松市指定文化財に指定されています。現在も使用中。
ここから遠江鉄道の線路沿いに進みます。
第一通り駅・遠江病院駅の間に位置するのは遠江分器稲荷神社。

1568年創建。
「分器」は度量衡の意味で、尺貫法の元締めとなる役人の住居があったことから。

境内には桜が。思ったより開花してました。浜松もけっこう気温高めなのかな
遠江病院駅の脇には徳川秀忠公誕生の井戸があります。

江戸幕府2代将軍・秀忠。家康と共に幕府の諸制度を多く制定し、3代・家光へと繋げました。
家康の側室・西郷局が秀忠を出産した屋敷がこの付近にあり、その時使われたのが「産湯の井戸」です。

本来の井戸は明治期まで残っていたとか。
画像で「家康の散歩道」という立札がありますが、この案内が町中に立っていて、史跡めぐりが非常にやりやすくなってますのよ。全スポット回ると10キロ以上あるから、レンタサイクルがオススメ。。。
次の駅、八幡駅を東に行くと、緑豊かな浜松八幡宮に到着。

938年に現在の場所へ建てられ、1051年に八幡太郎・源義家が八幡の神を勧請したと伝わります。
家康も浜松城の鬼門ということで参拝に来ていたそう。

そして、家康に関する伝説が今に伝えられています。
三方ヶ原の戦いにおける脱糞譚はご存知でしょうか。
武田信玄に挑発されて出兵した家康でしたが、反撃されてボコボコに負けてしまいます。
よもや打ち取られそうになるまで追い込まれた家康は、恐怖のあまり脱糞。「これは味噌だ」と家臣に言った…という伝承です。
ネット上では、家康と言えば脱糞野郎扱いである。『直虎』でもしっかり描かれてました。
…で、敗走した家康はなんとか八幡宮に辿り着き、巨大な楠木に身を隠して難を逃れたのです。
その際、八幡神を拝んで立ち上った雲が、家康を浜松城へ導いた。
これを由来とし、「雲立楠」の名で今も残っています



見事な巨木ですね…自然と拝む姿勢になります。。。

ここも桜が綺麗でしたよー
お次は浜松城方面へ向かいます。
線路をくぐり、元浜町の椿姫観音へ

浜松城の前身は曳馬城といい、椿姫、本名をお田鶴の方(おだづのかた)が女城主を務めていました。直虎と同じですね!
1568年に家康が攻略するも、椿姫は粘りに粘って最期まで城を守りました。
家康はその雄姿を讃えて、戦死者と共に埋葬したのです(異説有)。
なお、家康の正室・築山殿の義理の従妹に当たります。
築山殿はその死を哀れんで椿を100本余り植えたと言います(椿姫の由来)。

フェルト椿姫。凛々しい。
その椿姫が奮戦した曳馬城の跡はさらに浜松城へ近付いたところ、元城町東照宮にあります

東照宮ということで、もちろん家康を祀っています。
曳馬城は浜松城が整備された後、米蔵が置かれた模様。


神社裏手には、家康が敗走時に利用した北門の玄黙口(元目口)について案内が。
元目町という地名も残ってます。

境内には若き家康と秀吉のブロンズ像があります。バッチリポーズ決めちゃいましょう。。。
秀吉は16歳のときに曳馬城を訪れています。
曳馬城を整備した飯尾氏の配下・松下氏に仕えていたとのこと。
像の手には栗がありますが、これも伝承通りらしい。
…とりあえず東部はこんな感じ。
ざっと1時間半ぐらいかな。これでも飛ばしてるスポットはあるので…本気で全部回ろうとすると説明文なんて読んでる暇ないです;
次回はメインディッシュの浜松城へ…
では。
- 関連記事
-
- 浜松旅行 ②浜松城 (2018/04/04)
- 浜松旅行 ①浜松城周辺(東部) (2018/03/26)
- 堕天使降臨地・浜松を攻略 (2018/03/24)
- キョト (2017/03/15)
- 離島フレンズ (2017/02/11)
スポンサーサイト